合唱コンクールの伴奏について

秋は中学校の合唱コンクールの季節ですね。
生徒さんの中にも、伴奏に挑戦する子がたくさんいます。
昔は希望者も多く、オーディションを行うのが当たり前でした。けれど最近は「クラスの中でピアノを弾ける子がいない」なんて学校もあるみたいです。

伴奏はソロ演奏以上に大変だと思います。
歌は止まってくれないので、演奏者も立ち止まることはできません。音楽の流れに乗りながら、指揮者と呼吸を合わせ、クラスみんなの気持ちを支えるように弾かなければなりません。
しかも最近は、ピアノがステージ中央に配置されることも増え、緊張感はさらに高まります。
それでも、クラスのために伴奏するなんて、本当に素敵なことですよね。

オーディションについても、選ばれるのは一人だけ。頑張ってきた子どもたちにとっては、とても酷な面があります。
生徒の投票制だとどうしても人気や人間関係が影響してしまうし、先生が決める場合も教育的な配慮(去年この子は弾いたから。。など)が働きがちです。だからこそ、名前を伏せて演奏を聴き、公平に審査する方法をとっている学校もあり、とても安心します。私が非常勤講師をしていた時も、この形をとっていました。

選ばれた子は嬉しい気持ちでいっぱいになるし、、選ばれなかったら悔しい思いをするかもしれません。けれど夏休みをかけて一生懸命取り組んだ努力は、決して無駄にはなりません。

毎年みんな何を歌うのかな?と私自身も楽しみにしているのです♪

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